DQ最大の疑問?(4)
その日、エイト達は、トロデーン城の図書館で、調べ事をしていました。
「ねえ、エイト」
エイトが本を手に取ると、ゼシカが声をかけました。
「何?」
「魔物とのバトルって、なんか規則正しく順番がまわってくるよね。何でだろ」
今まで考えた事もない、ドラクエの疑問にエイトはかなり困りました。
「うーん…」
二人が悩んでいると、ククールとヤンガスは仲良く二人で読んでいた本を置いて、こちらへ来ました。
「何なやんでんだよ」
訳を話すと、二人もかなり困りました。
エイトが外にいたトロデ王に尋ねると、
「それこそRPGというものじゃ。RPGだからこそ、ターンがあるのだ」
「RPG以外はターンは無いんですか?」
「…そこらへんは家臣のお前たちに任せる。いわゆる『ご想像にお任せします』ってことじゃな」
「………」
この返答をきいて、エイトは、トロデ王のワガママかつ適当な性格を改めて実感しました。
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