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やっときましたね、おめでとう!
(スミマセンSa・Gaネタです)
魁!氷結クリフト
第10幕 「好きかもしれない」
サランの町ではあらくれとシスターが、ミントスでは戦士とシスターが。
そしてトルネコの故郷レイクナバでは、トムじいさんの息子とシスターが苦悩と信仰の末にラブラブになっていました。
今日は今日で堅物の印象が強かったと美人姉妹が語るオーリンの恋愛模様を見たアリーナ姫。そのままフレノールの町で一晩を明かすこととなった彼女は、隣になったクリフトの部屋の扉を叩き、彼を前にモジモジしながらも思い切って口を開きました。
「ク、クリフトだってさ」
世界中の聖職者が結婚している事実は、アリーナ姫の告白を勇気付けます。
「恋してたっていいんじゃない?」
「ひひひ姫様」
柔らかな頬をポッと桃色に染めて言うアリーナ姫。
俯いていた顔をちょこっと挙げてクリフトの反応を窺うように上目見る仕草は、恋する少女の必殺技に違いありません。
「ぶ、ぶはぁ! ひ、姫様あのですね」
「クリフト」
「それは私を受け入れてくださるということでしょうかっ!」
これまで彼のラブ(エロ)ビームに気付かなかったネンネ姫も、ようやく彼と自分の恋心を知ったようです。
照れたように可愛らしく「うん」と頷くアリーナ姫は、クリフトを 死 に追いやるに十分なパンチがありました。
「そ、それでは姫様」
「なに?」
「このクリフト、姫様に 接 吻 をしとうございます!」
宿の廊下。
アリーナ姫の小さな両肩をグッと掴んだクリフトは、長身を屈めて彼女の前に顔を近づけます。
いきなりの急展開に身を強張らせたアリーナ姫も、ドキドキしながら瞳を閉じました。
「……いいよ」
目蓋を閉じながら怖々と唇を待つ彼女の表情は言葉になりません。クリフトは爆発しそうになる心臓を抑えて唇を差し出しました。
「姫様! この後は私の部屋で 愛 の フ ル コ ー ス を御賞味戴き――!」
「絶ッッ!対ッッッ!にィィィィ! させるかヴォケがぁアァッ!」
「氷にでも口付けとけェ! ボンクラ神官!」
そうしてクリフトと彼の部屋の扉とを氷に封印したブライは、この後すぐさまラナルータを唱え、あっという間に夜を昼に変えます。
「ワシの命と魔力のある限り、貴様と貴様の煩悩は断ち切ってやるわ!」
つまりは老魔術師が昼夜を統べる限り、神官の夢見る夜は永遠に来ないということです。
あぁ哀れなり、氷結クリフト。
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【あとがき】 |
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2008年、ぽふぽふ冬の「氷結祭り」。
(ヤマ○キ「春のパンまつり」的な感じで)
げんなりですね。暗黒の歴史が刻まれたようです。
「氷結祭り」は今回で閉幕となりますが、
いやしかし「氷結」が終焉を迎えたわけではありません。
( ま じ で か )
いつか氷が融けるその時まで。
<2009・3・22追記>
はい、融けました。(えー!)
2009年。春の氷結、始動です。(やめて)
もうここまできたら付き合いです。ささ、お進みください。
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