腐神官の氷結は終わらない。
ここは「魁!氷結クリフト」、精神病棟です。
トイレにも流せない汚物しかおりませんので、
こんな神官でも好きという方は、うん、 目 を 覚 ま せ 。
魁!氷結クリフト
第11幕 「なにこの猥褻物陳列罪」
今日は森で野宿です。
食料調達の当番となったアリーナ姫と堕神官は鬱蒼とした深い森へと分け入り、キノコを捜し求めて歩いております。
「なかなか見つからないねー」
先日は誤ってワライダケを調理した結果、パーティーが全滅しかけた苦い思い出があります。
アリーナ姫はキノコ図鑑を片手に真剣に木の根の陰を探しました。
「それでは姫様。 と っ て お き をお捧げ致します」
すると彼女の背後で、クリフトがズボンのベルトをおもむろに外しながら近寄ってきます。
「とっておき?」
それは以前、トルネコに食べさせて貰ったマツタケでしょうか。
彼女がわくわくと期待しながら振り向くと、仁王立ちになったクリフトが鼻息荒く見つめています。
「姫様、こちらはオトコダケというもので、その名の通りオトコにだけ生えるものでございます」
「おとこだけ?」
なにそれ。
キョトンとしたアリーナ姫の愛らしい顔にハァハァしながら、クリフトが下半身をゴソゴソと探っているではありませんか。
「今ちょうど良い具合に大きくなっておりまして、た、食べごろかと!!」
「多淫醜猥蕩奔神官めがッ! 貴様今が死にごろじゃアァアアッッッ!!!」
「朽ちて苗床となるがよし!!」
ズボンに手をかけた微妙な位置で氷柱となった神官。
突如現れた例の老魔法使いは、彼にせっせと土を掛けて大地に封印すると、さっさとアリーナ姫の手を取って森より連れ帰ったのでした。
哀れ、氷結クリフト。
ドコモダケに便乗したネタ。
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