今更ですが、許してください。
暁!氷結クリフト
第14弾 「アタックチャ〜ンスッ☆」(児玉ボイスで)
なんと、ブライのMPが尽きました。
これまで戦闘以外でも氷系の魔法を使いすぎた為でしょう。今のブライにはルーラ1回分の魔力も残っていません。
「あぁ! なんというチャンスッ!!」
これに神官クリフトは大喜びしてガッツポーズをキメました。
「神よっ! ブライ様のMPに底を見せてくださったこと、感謝します!」
人の不幸を喜ぶとは何ということでしょう。神官クリフトはポンプのように鼻血を噴き出しながら、拳を握り締めて天を仰ぎます。
いつも彼の恋路を阻害するブライがヒャドを使えない以上、暴走する妄想と欲望は誰にも止められません。
「さぁ! 今こそ交わりの時!!」
クリフトは早速アリーナ姫の部屋に飛び込んでいきました。
「姫様ぁん! 遂に私達が 熱 く ま ぐ わ う 時 が 来ましたよ!」
「きゃー!」
入浴中だったアリーナ姫は、突然やってきたクリフトに恐怖の悲鳴を挙げます。
「どこから入ってきたのよう!」
「身も心も繋ぎあって! 愛に溺れましょう!! ハァハァ!」
「話を聞け!」(怒)
クリフトはさいごの鍵をつかってアリーナ姫の部屋の扉を開け、浴室まで押し入ってきたようです。これでは強盗か強姦魔と何ら変わりません。
「あぁ姫様! 姫様もご準備されているなんてっ!」
柔らかそうな白肌に泡を絡ませたアリーナ姫をムラムラと見つめたクリフトは、その麗貌を鮮やかな鮮血に染めて叫びました。
「姫様(ゴクリ)。今夜は私の気力体力精力尽きるまで、
「動かす腰の砕けるまで姫様にお注ぎすることを誓いますブフゥオォ!」(鼻血)
「出てってー!!」
「こんのスットボケがぁっ! 目を離せば直ぐサカりおって!!」
「クソ野郎! 魔力尽きても、貴様への殺意は消えぬぞっ!!」
「なんでブライも居るのよう!」
てんばつの杖を振りかざしたブライに向かってアリーナ姫が水をかけます。
もうこの臣下達をどうしたら良いのか、アリーナ姫はサントハイム城に人が戻ったら、絶対にこいつらの事を父王にチクッてやろうと心に決めたのでした。
哀れ、粉微塵クリフト。
ブライはいつでも殺意全開。
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